ビットコインのレンディングってなに?初心者にもわかりやすく解説!

2025年5月18日

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男性
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「銀行に預けてもほとんど増えない…」
「仮想通貨って、持ってるだけじゃもったいない?」
「運用に回す方法とかあるのかな?」

実は「貸すだけ」で増やせる方法があるんです。

この記事では売買のタイミングに悩まず、持っているだけで増える「レンディング」という方法を解説します。

ぜひ最後までお読みだください。

この記事で分かること

  • 仮想通貨レンディングのしくみやステーキングとの違い
  • 仮想通貨を貸すことで得られるメリットやリスク
  • 初心者でも簡単に始められるレンディングの手順
執筆者プロフィール
目次

仮想通貨のレンディングってどういうこと?

仮想通貨のレンディングとは、ビットコインやイーサリアムなどを一定期間取引所に預けて利息をもらうサービスです。

なぜなら、取引所がその仮想通貨を他のユーザーに貸し出して、利息の一部をあなたに分配するからです。

たとえば、GMOコインなどの取引所に3ヶ月間ビットコインを預けるだけで、保有量に応じた利息(年率3%など)がもらえます。

売買のタイミングを気にせず、持っているだけで資産を増やしたい人に人気の方法です。

仮想通貨レンディングのメリット4選

「仮想通貨を持っているだけで増える」と言われているレンディング。

その理由をわかりやすく紹介します。主に次の4つのポイントがメリットとしてよく挙げられます。

レンディングのメリット

  • 1.持っているだけで増える
  • 2.銀行に預けるよりたくさん増える
  • 3.スマホだけで簡単に始められる
  • 4.忙しい人にもぴったり

1.持っているだけで増える

仮想通貨レンディングの最大の魅力は、ただ持っているだけで仮想通貨が増えることです。

値動きを気にせず、売買のタイミングを考えずに済むのは大きな安心材料です。

たとえば、ビットコインを長期保有したい人は、レンディングに預けることで自然に資産が増えていきます。

そのため、長期投資派にとって効率よく資産を運用する方法となります。

2.銀行に預けるよりたくさん増える!

銀行に100万円を預けても、1年で数十円程度の利息しかつかないことが多いです。

それに対して、仮想通貨レンディングなら年3%の利率がつくこともあり、同じ金額を預けると約3万円分の仮想通貨がもらえることもあります。

  • 銀行:利息ほぼゼロ
  • レンディング:年利2〜5%の例もある この違いはとても大きく、資産を効率的に増やしたい人に向いている。

3.スマホだけで簡単に始められる!

仮想通貨レンディングは難しい設定がなく、スマホだけで簡単に始められます。

国内取引所のアプリで「銘柄を選んで貸す」だけなので、初めての人でも操作に迷うことは少ないです。

たとえば、GMOコインのレンディングでは、数クリックで申請完了できます。

操作が不安な人でも安心してチャレンジできるサービスです。

4.忙しい人にもぴったり!

投資に時間をかけられない人にとっても、レンディングはおすすめです。

一度申し込んでしまえば、自動的に利息が付き、定期的に状況を確認するだけでOKです。

  • 売買のタイミングを気にしなくていい
  • チャート分析も不要
  • 放置でも運用が進む このように、忙しい社会人や学生にも続けやすい

レンディングとステーキングの違い

仮想通貨を預けて報酬を得る方法には、「レンディング」と「ステーキング」の2種類があります。

どちらも、持っているだけの仮想通貨を活用して増やす手段ですが、仕組みや対象となる通貨が異なります。

ここでは、初心者の方にもわかりやすく両者の違いを紹介します。

レンディングは「貸す」、ステーキングは「支える」

仮想通貨を増やしたい人にとって、「レンディング」と「ステーキング」は代表的な手段です。

レンディングは「貸して増やす」、ステーキングは「ネットワークを支えて増やす」という点が大きな違いです。

それぞれに特徴があるので、自分に合った方法を選びましょう。

レンディングとは?

レンディングとは、自分の仮想通貨を取引所などに「貸す」ことで、利息のような報酬を得られる仕組みです。

銀行の定期預金に近いイメージで、預けるだけで自動的に増えていきます。

  • 初心者でも操作がかんたんで、始めやすい
  • 仮想通貨を取引所に一定期間預ける
  • 満期後に利息が仮想通貨で受け取れる

ステーキングとは?

ステーキングとは、自分の仮想通貨をネットワークの運営に使わせることで報酬をもらう仕組みです。

PoS(プルーフ・オブ・ステーク)という技術を使っている通貨で利用できます。

  • 仮想通貨を預けてネットワークを支える
  • ネットワークの安全性や処理速度の向上に貢献
  • 対象はPoS型通貨(例:イーサリアム、ソラナなど)

ビットコインはステーキングできない?

結論から言うと、ビットコインはステーキングには対応していません。

ビットコインは「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」という方式を採用しており、ステーキングの対象外です。

ビットコインを使って報酬を得る方法としては、次のような選択肢があります。

  • 高性能なマシンを使って「マイニング」を行う
  • 取引所に預けて「レンディング」で報酬を得る

そのため、ビットコインユーザーが安定して増やす方法としては、レンディングが主流になっています。

コウ
コウ

ステーキングができる仮想通貨には、イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)があります。

どっちが自分に合っているの?

レンディングとステーキングは、それぞれ向いている人が異なります。

自分のライフスタイルや投資目的に合った方法を選びましょう。

レンディングがおすすめな人

レンディングは、仮想通貨をしばらく使う予定がない人に最適です。

価格の上下に一喜一憂せず、長期での資産形成を目指したい方に向いています。

  • 仮想通貨を使う予定がしばらくない
  • 安定的に報酬を得たい
  • 操作が簡単な方法で増やしたい

ステーキングがおすすめな人

ステーキングは、PoS対応の通貨を長く保有しながら応援したい人におすすめです。

ブロックチェーン技術への理解がある人や、ネットワーク貢献に興味がある人に向いています。

  • PoS型の仮想通貨(例:ETH、SOL)を保有している
  • 長期的に仮想通貨を持ちたい
  • ネットワークを支えることに興味がある

それぞれにメリットとリスクがありますが、自分の目的にあった方法を選ぶのが大切です。

レンディングで受け取れる利息は?

仮想通貨レンディングでは、預けるだけで年に数%の利息がもらえることがあります。

これは、銀行預金の利息と比べてかなり高い数字です。

ただし、どの取引所で、どの通貨を貸すかによって、利率は変わってきます。

たとえば、以下のような利率の違いがあります.

取引所名取扱銘柄数金利の目安
GMOコイン26種類年利3%前後(最大10%)
Coincheck19種類1〜5%
bitbank10種類最大3%

高金利を狙う場合は、取り扱い銘柄や期間、条件などをじっくり比較するのがポイントです。

「どこで貸すか」も、レンディングの成果を左右する大切な判断材料になります。

仮想通貨レンディングにも気をつける点は?

レンディングは魅力的な仕組みですが、注意しないと損をする可能性もあります。

ここでは、特に気をつけたい3つのデメリットを紹介します。

貸している間は自由に動かせない

一度仮想通貨を貸してしまうと、基本的には期間が終わるまで引き出すことができません。

たとえば、急に価格が上がって「今すぐ売りたい!」と思っても、レンディング中はそれができません。

そのため、「しばらく使わない通貨だけを貸す」というルールを決めておくと安心です。

  • 自分の予定に合わせて貸出期間を選ぶことが大事
  • 貸出期間中は途中で売却できない
  • 急な価格変動に対応できない

相場が下がってもすぐには対応できない

レンディング中に仮想通貨の価格が下落しても、すぐに売ることはできません。

利息はもらえても、通貨自体の価値が下がれば、トータルで損をすることもあります。

そのため、相場が不安定な時期はタイミングを見て申し込むことが大切です。

  • 値動きが激しい時期は申し込みを避ける判断も重要
  • 貸出中に価格が大きく下がっても売却できない
  • 利息よりも元本の下落リスクが大きい可能性がある

借り手がちゃんと返さないリスクもゼロではない

通常は取引所が管理しているため大きなトラブルは少ないですが、万が一のリスクも考えておく必要があります。

取引所の経営破綻や、貸出先のトラブルなどが起これば、預けた仮想通貨が戻ってこない可能性もあります。

  • 信頼できる実績のある取引所を選ぶのが重要
  • 取引所が倒産すると仮想通貨が戻らないことがある
  • 借り手の返済トラブルで元本が返らないリスクもある

仮想通貨を“眠らせておく”ならレンディングもアリ!

仮想通貨を長く保有する予定の人にとって、レンディングは資産を有効活用する良い方法です。

なぜなら、売買をせずに「貸すだけ」で仮想通貨が少しずつ増えていくからです。

たとえば、銀行預金のように預けるだけで利息がもらえ、しかも銀行よりもずっと高い利回りが期待できます。

もちろん、途中で引き出せなかったり、価格の下落や取引所のリスクなど注意点もありますが、無理のない金額からスタートすれば安心です。

コウ
コウ

初心者でもスマホから簡単に始められる手軽さも魅力です。

仮想通貨を貸すとどれくらい増える?

仮想通貨を人に貸すと、どのくらい利益が出るのか具体的に知りたいですよね。

ここではビットコインを例に、預けた量・期間・利回りごとの利益の目安を見てみましょう

預ける量年間利回り貸す期間もらえる利益(日本円)
0.001 BTC(約3,000円)年1%30日間約22円
0.005 BTC(約15,000円)年3%90日間約110円
0.03 BTC(約9万円)年5%1年約4,500円
0.1 BTC(約30万円)年5%1年約15,000円

また、増えた仮想通貨は、次のように自由に使えます。

  • さらに貸して複利運用にまわす
  • 取引所で売って日本円にする
  • 別の仮想通貨に交換して運用の幅を広げる

自分の目的に合わせて柔軟に活用できるのも、レンディングの魅力です。

仮想通貨レンディングの始め方はとっても簡単!

「興味はあるけど、なんだか難しそう…」と思っている方も安心してください。

仮想通貨レンディングは、思っているよりもずっと簡単に始められるんです。

もし仮想通貨の口座をすでに持っているなら、貸す量や期間を選んでボタンを押すだけでOKです。

まだ口座を持っていない人でも、次の3つのステップでスタートできます。

レンディングを始めるステップ

  • 仮想通貨の口座を開く
  • 必要なものを準備しよう
  • 仮想通貨を選んで貸す

ステップ①:仮想通貨の口座を開く

まずは、レンディングに対応した取引所で口座を作りましょう。

代表的な取引所は以下の通りです。

  • GMOコイン
  • Coincheck(コインチェック)
  • bitbank

どれも信頼性が高く、口座開設は無料です。

ステップ②:必要なものを準備しよう

口座開設時に必要なのはたった2つです。

  • メールアドレス
  • 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)

スマホひとつで本人確認が完了する取引所も多く、最短でその日のうちに口座を使えるようになります。

ステップ③:仮想通貨を選んで貸す

口座を開いたら、どの仮想通貨を貸すかを決めましょう。

  • 取引所の専用画面で対象通貨と期間を選ぶ
  • 持っていない場合は、まず購入してからそのまま貸すことも可能

誰でも簡単に始められるのが、レンディングの強みです。

レンディングにおすすめの取引所3選

仮想通貨レンディングを始めるなら、どの取引所を選ぶかはとても重要なポイントです。

取引所によって、対応通貨や金利、使いやすさが異なります。

以下の取引所は初心者にも人気があり、それぞれの特徴がありますので、自分のスタイルに合ったものを見つけてみましょう。

1.GMOコイン

GMOコインの特徴

  • 取り扱い通貨が多く、最大10%以上の高金利も可能
  • 外貨のように仮想通貨を運用できるサービスもあり
  • 条件によっては年15%以上の利益も見込める

こんな人におすすめ:「いろいろな通貨を試したい人」や「高利回りを狙いたい人」に向いています。

2.Coincheck(コインチェック)

Coincheckの特徴

  • 貸出期間が14日~360日と幅広く選べる
  • 19種類の通貨に対応
  • 期間が長いほど金利も高くなる設計

こんな人におすすめ:「シンプルに運用したい人」や「短期・中期で使い分けたい人」におすすめです。

3.bitbank

bitbankの特徴

  • 21種類以上の通貨に対応
  • 他取引所では見かけない通貨も選べる
  • 1年単位での長期レンディングに向いている

こんな人におすすめ: 「時間をかけて資産をじっくり育てたい」タイプの方にぴったりです。

ビットコイン レンディングのよくある質問

仮想通貨レンディングを始める前に、「これって大丈夫?」「気をつけることは?」と疑問に思うことはたくさんありますよね。

ここでは、特に多くの人が気になっているポイントについて、わかりやすく説明します。

仮想通貨レンディングの税金はどうなる?

仮想通貨レンディングでもらった利息は「雑所得」として扱われます。

一定額以上の利益が出た場合は、確定申告が必要になります。

  • 他の副業収入と合算されるので、課税対象額が増える可能性あり
  • 会社員なら、年間20万円を超える雑所得がある場合に申告が必要
  • 20万円以下でも住民税の申告が必要になることも
コウ
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心配な方は、税理士さんや税務署に相談しておくと安心ですね。

貸出期間が終了する前に引き出せる?

基本的に、レンディングは貸出期間が終了するまで引き出すことができません。

  • 30日間などの契約期間中は、売却や移動はできない
  • 価格が急に変動しても、その期間中は対応不可

もし流動性を重視するなら、いつでも引き出せる「フレキシブルレンディング」も検討してみましょう。

ただし、その分金利は低くなりがちです。

ビットコイン以外もレンディングできる?

ビットコイン以外にも多くの通貨がレンディング可能です。

  • ETH(イーサリアム)
  • USDT(テザー)
  • XRP(リップル)など

各通貨ごとに金利や条件が異なるので、自分に合った通貨を選ぶことが大切です。

特に、価格が安定しているステーブルコインは初心者にも人気となります。

ステーブルコインは、1枚=1ドルのように値段がほとんど変わらない仮想通貨です。
ビットコインみたいに値動きが大きくないので、お金を預けたり送ったりするときに安心して使えます。

まとめ:仮想通貨を「ただ持つ」から「活用する」へ

仮想通貨レンディングは、初心者でも始めやすく、資産を効率よく活用できる方法です。

売買のタイミングを見極めるのが難しいと感じる方にもぴったりの運用方法です。

レンディングのいいところまとめ

  • 使わない仮想通貨を貸して、毎日少しずつ増やせる
  • 値動きに振り回されずに、落ち着いて資産を育てられる
  • 貸出期間や通貨を自分で選べるので、ライフスタイルに合った運用ができる

「持っているだけではもったいない」と思ったら、少額からレンディングを試してみましょう。

お金を少しずつ増やす楽しさを感じられるはずです。

  • この記事を書いた人

良井こうや

株式・仮想通貨歴3年|7桁以上の資産運用、利益も7桁以上達成|30代工場勤務|ビットコイン積立とレンディング・DeFiで資産運用中|FP2級|「自分の人生、このままでいいのか?」から始めた資産形成|会社に頼らず生きる力を身につけるために実践×発信中