選び方も解説!ビットコインの販売所と取引所の違いは?

2025年5月15日

仮想通貨を始めようとするとき、まず迷うのが「販売所」と「取引所」の違いです。

どちらもビットコインなどの仮想通貨を売買できる場所ですが、しくみやコスト、使いやすさが大きく異なります。

この記事では、初心者の方にもわかりやすく、販売所と取引所の違いや、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

さらに、自分に合った選び方や、初心者におすすめの取引所もご紹介します。

こうや
こうや

仮想通貨を安心して始める第一歩に、ぜひお役立てください。

この記事で分かること

  • ビットコインの「販売所」と「取引所」の違いや、メリット・デメリット
  • 自分に合った取引所・販売所を選ぶためのポイント
  • 初心者におすすめの取引所

ビットコイン 販売所と取引所の違いとは

仮想通貨を売買するときには、「販売所」と「取引所」という2つの方法があります。

まずは、その違いについてわかりやすく紹介します。

取引相手の違い

仮想通貨を買ったり売ったりするとき、「誰と取引をするのか」が最初のポイントになります。

この「取引相手の違い」で、「販売所」と「取引所」ははっきりと分かれます。

  • 販売所→決められた価格で即購入できる:お店で商品を買う感覚と同じ
  • 取引所→希望価格で売買が成立する:フリマアプリやオークションのように、人と人が価格を提示してやりとり
https://coincheck.com/ja/article/3より引用

まとめる以下のようになります。

ポイント

  • 販売所 → お店と売り買いする/値段は決まっていてすぐ買える
  • 取引所 → 人と人が売り買いする/値段は人によってバラバラ

注文方法の違い

販売所と取引所で仮想通貨を注文できる方法も違いがあります。

それぞれの違いを説明していきます。

  • 販売所→シンプルな「成行注文」で表示された価格でそのまま購入(または売却)
  • 取引所→この価格になったら買いたい/売りたいと注文を出す「指値注文」で、「成行注文」ももちろん利用可能。
https://coincheck.com/ja/article/3より引用

取引所では上のような板というものを使ってこの価格になったら買いたい/売りたいと注文を出します。

まとめると以下のようになります。

ポイント

  • 販売所 → すぐに買えるかんたん注文/自分で値段は決めないことが多い
  • 取引所 → いろいろな注文ができる/自分の作戦で売り買いできる

販売所のメリット・デメリット

販売所とは、仮想通貨取引所が保有する仮想通貨を、ユーザーが直接売買できる仕組みです。

初心者でもかんたんに取引できる反面、見えにくいコストもあるため、特徴をしっかり理解しておきましょう。

販売所のメリット

まずはここでは販売所のメリットを説明します。

操作がかんたん

ビットコインを初めて買う人には、販売所のシンプルな仕組みがとても使いやすいです。

なぜなら、数量を入力してボタンを押すだけで、すぐに取引が完了するからです。

たとえば「0.01BTCを買いたい」と思ったら、画面に表示された価格ですぐに購入できます。

このように、コンビニでジュースを買うような感覚で使えるため、初心者にぴったりです。

いつでも取引できる

販売所では、運営会社が仮想通貨を持っており、いつでも購入や売却が可能です。

  • 注文待ちをせずに取引が成立する
  • 自分が欲しいときに、すぐに買える・売れる
  • 急な価格変動にもすぐ対応できる

いろんな通貨が買える

販売所では、幅広い種類の仮想通貨が取り扱われています。

  • 多くの通貨に気軽に触れられる
  • 販売所だけで扱っているマイナー通貨もある
  • 投資対象の分散がしやすい

積み立てに向いている

忙しい人でも、積み立て機能がある販売所を使えば、毎月自動でビットコインを購入できます。

この方法は、価格が高くても低くても同じ金額で買う「ドルコスト平均法」につながります。

たとえば「毎月1万円分だけ買う」設定にすることで、長期的な価格変動に左右されにくくなります。

そのため、初心者でも安心して仮想通貨を続けられる手段となります。

販売所のデメリット

スプレッドが広い

販売所の見た目は分かりやすいですが、実はコストが高くなりがちです。

なぜなら「買値」と「売値」に差があり、その差(スプレッド)が手数料のように発生するからです。

たとえば、買値が500万円・売値が495万円なら、5万円の差がスプレッドとなります。

頻繁に売買する人にとっては、この差が大きな負担になる可能性があります。

注文方法がすくない

販売所では基本的に成行注文のみが利用できます。

  • 戦略的に取引したい人にはやや物足りない
  • 指定価格での取引が難しい(指値が使えない)
  • 自分で細かくタイミングを管理できない

レバレッジ取引ができない


販売所では、「現物取引」だけができます。

つまり、自分が持っているお金の中でだけ取引をする仕組みです。

「もっと大きな金額で勝負したい!」という人が使う「レバレッジ取引」(少ないお金で大きな取引をする方法)はできません。

安全ではありますが、大きく増やしたい人には物足りないと感じることもあります。

分類項目説明
メリット操作が簡単初心者でもすぐ買える
すぐ取引ができる注文待ち不要で売買成立
通貨が豊富マイナー通貨も買える
積立に最適自動購入で長期運用しやすい
デメリットスプレッドが広い買値と売値の差が大きい
注文方法が少ない指値注文などができない
レバレッジ不可現物取引のみ対応

取引所のメリット

取引所とは、ユーザー同士が売買を行う場所で、取引所のシステムがその仲介をします。

価格の自由度や注文方法が多く、自分のタイミングで細かく取引できるのが特徴です。

スプレッドが小さい

コストを抑えたい人にとって、取引所はとても魅力的です。

なぜなら、買いたい人と売りたい人が直接やりとりするため、価格差(スプレッド)が小さいからです。

たとえば、自分が500万円で買いたくて、売り手も500万円で売りたい場合、すぐに取引が成立します。

このように、効率的な価格で売買できるのが取引所の大きなメリットです。

レバレッジ取引ができることがある

一部の取引所では、証拠金を使った取引が可能です。

  • その反面、損失も拡大するため知識が必要
  • 少ない資金で大きな取引が可能(例:10万円で2倍の取引)
  • 利益が大きくなる可能性がある

注文の種類が多い

取引に慣れてくると、「この価格で買いたい・売りたい」といった細かい設定をしたくなる人もいます。

その場合、取引所では「指値注文」や「逆指値注文」など、多彩な注文が可能です。

たとえば、「480万円まで下がったら自動で買う」と設定しておけば、条件に合ったときだけ取引が成立します。

このように、取引ルールを自分でコントロールできる自由さが魅力です。

取引所のデメリット

買える通貨がすくないことがある

販売所に比べて取扱通貨が少ない場合があります。

  • 話題の通貨が取引所にはまだ上場していないことも
  • 分散投資を考えている人にはやや不便

すぐに取引が成立しないことがある

取引所では、必ずしもすぐに売買が成立するとは限りません。

なぜなら、買い手と売り手の希望価格が一致しなければ、注文は保留状態になるからです。

たとえば「480万円で買いたい」と注文しても、誰もその価格で売っていなければ成立しません。

スピードを重視する人には、少しもどかしく感じることがあるかもしれません。

分類項目内容
メリットスプレッドが小さい買値の売値の差が小さく、コストを抑えられる
レバレッジ取引が可能少ない資金で大きな取引ができる
注文方法が豊富指値や逆指値など、細かく設定できる
デメリット通貨の種類が少ない販売所よりも対応通貨が少ないことがある
取引成立に時間がかかる売買がなかなか成立しないことがある

取引所や販売所を選ぶときに大切なポイント

仮想通貨を始めるうえで、どの取引所や販売所を選ぶかはとても重要です。

安全性や使いやすさ、サービスの内容はそれぞれ異なります。

ここでは、初心者でも安心して使えるように、選ぶ際にチェックしておきたいポイントをわかりやすく解説します。

安全に使えるかどうかをチェックしよう

まず一番に考えてほしいのが、「安心して使えるかどうか」です。

仮想通貨はインターネット上でやりとりされるお金なので、盗まれるリスクがあります。

実際、これまでに大きなハッキング事件も世界中で起きています。

そのため、取引所を選ぶときは「セキュリティ対策をしっかりしているか」がとても大事です。

以下のようなポイントを確認しましょう。

チェックするポイント

  • コールドウォレットに資産を保管しているか
  • 本人確認(KYC)がしっかり行われているか
  • パスワードの二段階認証があるか

自分の資産を守るためにも、「安全に使える仕組みがあるかどうか」を必ず確認するようにしましょう。

いろいろなサービスが使えるかどうかを見よう

次に見ておきたいのが、「どんなサービスが使えるか」ということです。

仮想通貨を売ったり買ったりするだけでなく、いろいろな使い方があると便利です。

たとえば、

  • 仮想通貨を貸して報酬を得るレンディングサービス
  • 支払いに使える決済サービス
  • 自動積立機能などの投資サポート

ただ買うだけじゃなく、いろんな使い方ができるかどうかも、選ぶときの重要なポイントになります。

アプリや画面が使いやすいかを見てみよう

仮想通貨を初めて使う人にとって、アプリや画面がわかりにくいと、それだけで不安になります。

たとえば、どこを押したら買えるのか分からなかったり、間違って売ってしまったりといったこともあり得ます。

そこで、以下のような点をチェックしましょう。

チェックポイント

  • アプリの画面が見やすい・文字が読みやすい
  • 購入・売却の操作がシンプルで直感的
  • 初心者向けのガイドや説明がある

スマホでサクサク操作できるアプリがあると、いつでもどこでも取引できて安心ですね。

初心者におすすめの仮想通貨取引所3選

ここからは、これから仮想通貨を始めようとしている人に向けて、特におすすめの取引所を3つ紹介します。

いずれも世の中の評価が高く、初心者にも使いやすい特徴があります。

1.コインチェック(Coincheck)

おすすめポイント:見やすくて使いやすいアプリが人気

コインチェックは、初心者に特に人気のある取引所です。スマホアプリがとても使いやすく、操作方法がわかりやすいのが特長です。

  • 仮想通貨の種類が豊富(ビットコイン・イーサリアム・リップルなど)
  • 500円という少額から取引が可能
  • アプリの操作性が高く、初めての人も迷わず使える

2.ビットフライヤー(bitFlyer)

おすすめポイント:セキュリティの評価が高く、信頼されている

ビットフライヤーは、日本で長く運営されており、セキュリティ対策に力を入れています。

初心者から上級者まで幅広く支持されているのが特長です。

  • 金融庁の登録済で安心
  • 国内トップクラスの取引量で流動性が高い
  • 注文が通りやすく、取引がスムーズに行える

3.GMOコイン

おすすめポイント:さまざまなサービスがあって、将来の応用もできる

GMOコインは、仮想通貨を「買う・売る」だけでなく、「貸す」「増やす」など幅広いサービスを提供しています。

将来的に資産運用を広げたい人にもぴったりです。

  • 販売所と取引所を両方利用可能
  • レンディングやステーキングのサービスが充実
  • DeFiとの連携も視野に入れられる設計

まとめ:安心して始めるために、しっかり選ぼう

仮想通貨を始めるときは、「どこの取引所を使うか」がとても大切です。

以下のポイントを意識して、自分に合ったサービスを選びましょう。

選び方ポイント

  • セキュリティ対策がしっかりしているか
  • アプリや画面が使いやすいか
  • 自分の目的に合ったサービス(販売所・取引所・積立など)があるか

今回紹介した「コインチェック」「ビットフライヤー」「GMOコイン」は、どれも初心者にとって安心して使える取引所です。

まずは少額から試して、少しずつ仮想通貨に慣れていきましょう。

  • この記事を書いた人

良井こうや

株式・仮想通貨歴3年|7桁以上の資産運用、利益も7桁以上達成|30代工場勤務|ビットコイン積立とレンディング・DeFiで資産運用中|FP2級|「自分の人生、このままでいいのか?」から始めた資産形成|会社に頼らず生きる力を身につけるために実践×発信中